JX金属(5016)IPO当選分の売却完了!利益となるも悔いが残る結果に

当サイトには広告(PR)が含まれています

3/19に上場したJX金属(5016)ですが、10/22にIPOで当選していた株式の売却が完了しました。
合計で280,730円の利益となりましたが、大きな反省点がありました

目次

当初のスタンス

JX金属はENEOS HDによる全数売出(公募なし)で、売出規模は約4,380億円と昨年の東京地下鉄(9023)を上回り今年度最大規模ということと、想定価格の862円から仮条件が810円~820円に引き下げられたということもあり、周りからの評価は芳しくありませんでした

しかしながら、私は主に東証プライム市場の非鉄金属(2025年2月時点)のPERが17.7であるのに対して、予想PER(当時)が14.02となっており割安感があるということから、すべての証券会社から参加していました。

その結果、合計で1,100株の当選となりました。

当初の売却戦略

売出規模が非常に大きく、弱気の仮条件ということから初値は公開価格近辺と考えていましたが、割安感があり時間をかけて上昇していくと見込んで初値売りではなくある程度の期間保有する想定でした。

売却する際のターゲットプライス(目標株価)は、非鉄金属(JX金属の業種)のPERが17.7であることから、予想PERが業種別PERと同程度となる1,040円としていました。

実際の売却結果

初値は843円となり、ターゲットプライスの1,040円にはわずか3日で到達しましたが、まさか3日で到達するとは思っておらず、売り注文を出していませんでした。1,040円が高値となり下落に転じましたが、3日で到達したのだから、すぐに戻して更に上昇するだろうと根拠もなく楽観的に構えていました

それからはチャートの通り下がり続けて公開価格すら割り込み、やがてトランプショックへと突入し長期間低迷することとなります

(日足チャート)

5月半ば~6月半ばにかけてIPOに申し込む資金が不足していたため、1,100株の内800株を売却し、43,180円の損失となりました。

残りの300株は10/8に100株を、10/22に200株を売却して323,910円の利益となりました。

結果的に合計で280,730円の利益となりましたが、後述の通りセカンダリーでは損切りとなっており、当選分の半分またはセカンダリー分だけでも当初の目標としていた1,040円で売却しておくべきでした

セカンダリーについて

控えめな初値となったことと、元々初値売りではなくある程度の期間保有する想定でしたので、セカンダリーに3,300株(平均取得単価 845.53円)で参戦いたしました。

こちらも前述の通り根拠もなく保有を続け、トランプショック真っ只中の4/7に我慢の限界から1,000株を損切り(181,050円の損失)し、4/24にもう1,000株を損切り(28,000円の損失)、4月末~6月初めにかけて残りを損切り(54,220円の損失)し、合計で263,270円の損失となりました。

今後に向けて

今回はセカンダリー分を含めても結果的に利益となりましたが、含み損に転じてからはいわゆるお祈りトレード状態になってしまっていました。スイングトレードからルールを守ることが何よりも大切であると分かっていたはずですが、これを活かすことができませんでした。

私はIPOは初値売りだけが正解だとは思っておらず、ある程度の期間保有するケースがありますが、JX金属の経験を踏まえてより機械的に取引していきたいですね。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次