フラー(387A)IPOの初値結果
フラー(387A)の初値結果です。初値は公開価格1,170円の約4.4倍となる5,200円となりました。
まさかの3日目も!?と期待していましたが、13:03に寄り付きとなりました。初値形成時の出来高は21万1700株です。
(5分足チャート)

公開価格からの上昇率は444.44%、初値売りで403,000円の利益です。
当選者の皆様、大変おめでとうございます。
8:59の気配は5,400円ほどでしたので、そこから約3.7%下げての初値形成となりました。
公開価格 | 1,170円 |
初値 | 5,200円(13:03) |
(初値騰落率) | +444.44% |
高値 | 5,420円(13:03) |
安値 | 4,215円(14:30) |
終値 | 4,500円(15:30) |
最後は安値圏で終了となり、初値天井型の残念なタイプのIPOらしい動きとなってしまいました。
ただ、個人的な予想としては、初値形成後は即座に連続売り気配からの特別売気配、そしてストップ安張り付きでしたので、思ったより持ちこたえたという印象です。
(1分足チャート)

実際の動きですが、初値形成後に一瞬で5,420円の高値をつけた後はすぐに売り込まれ、10分ほどで5,000円を割り込みました。
そのまま急落し続けるかと思いきや、13:56頃までは4,900円台で耐え続け、13:57頃に予想より遅れて連続売り気配が現れ急落が始まりましたが、見ている限りでは特別気配にはなりませんでした。
14:30頃にはストップ安目前となり、もはやここまでかと思われましたが大引けにかけて少し持ち直して4,500円で取引を終えています。これはある意味では強かったとも言えますね。
本日の出来高は63.4万株であり、初値形成時の出来高21万株を差し引くと40万株ほどですので、VCの株数を考慮するとまだ売り切っていないのではないでしょうか。
売却結果
今回は家族が100株当選しておりましたが、連続売り気配となったところで逡巡し、その後も継続したため売却を決断しました。ところが、注文は電話で行っていたため更に遅れてしまい、連続気配となった頃は4,600円~4,800円でしたが、約定は4,410円となったそうです。
これにより、利益は初値売りより約8万円も少ない324,000円となってしまいました(手数料を除く)。
月曜日以降はどうなるか分かりませんが、本日だけで言えば今回は初値売りが正解だったようです。
2022年~2023年頃までは2日目でもストップ高張り付きの銘柄が度々ありましたが、やはりその頃からと比べると過熱感は弱まっていますね。
次のIPOに向けて
当選した家族は大幅に利益を減らしてしまいましたが、それでも30万円超の利益となり、概ね満足している様子で一安心です。
今後、小粒銘柄に当選する機会があれば、家族の経験を思い出してより冷静に判断したいと思います。
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