銘柄概要
事業内容:文具・事務用品、オフィス家具及び事務機器の製造販売、オフィス環境のデザイン・施工・内装工事、ICT 機器の文教市場向けの販売、並びにe コマース
銘柄名 | 株式会社ライオン事務器 |
証券コード | 423A |
市場 | 東証スタンダード |
業種 | 卸売業 |
公募 | 1,500,700株 |
売出 | 2,765,700株 |
O.A. | 639,900株 |
公募・売出(O.A.含む)合計 | 4,906,300株 |
オファリングレシオ | 15.64% |
想定価格 | 209円 |
上場規模 | 10.25億円 |
ロックアップ | 180日 |
解除条件 | 無 |
親引け | 有(0.5億円相当≒240,862株) |
海外売り | 無 |

スケジュール
- 仮条件決定日:2025/9/25
- BB開始:2025/9/29
- BB終了:2025/10/3
- 公開価格決定:2025/10/6
- 上場日:2025/10/15
幹事証券会社
- みずほ証券(主幹事)
- SBI証券
- 岡三証券
- 岩井コスモ証券
- 楽天証券
- 広田証券
- 松井証券
- マネックス証券
- 丸三証券
- 水戸証券
経営成績及び財政状態、1株あたり情報(PER、PBR)
業績等の推移・業績予想


1株あたり情報(PER、PBR)
決算期(連結) | PER | PBR | EPS | BPS |
2025/9(予想) | 7.64 | - | 27.35 | - |
2024/9 | 8.19 | 0.55 | 25.52 | 382.49 |
2023/9 | 7.71 | 0.59 | 27.11 | 357.11 |
配当金・配当政策
決算期 | 1株当たり配当金 | 利回り(想定価格比) |
2026/5(予想) | 5.00 | 2.39% |
2025/5 | 3.00 | 1.44% |
2024/5 | 3.00 | 1.44% |

スタンス
創業233年の老舗事務機器メーカーです。
ライオン事務器のデスクやテーブルにはお世話になった方も多いのではないでしょうか。
かくいう私もその1人です。
真新しさは全くありませんが、スタンダード市場だけあって安定的な業績です。
売上・利益ともに多少の変動はあっても横ばい傾向です。
スタンダード市場業種別加重PERと比較すると、卸売業の15.1に対して今期予想PERは7.64でほぼ半分です。
また、2024/9期から計算されるPBRは1を大幅に下回る0.55となっており、解散価値のほぼ半額です。

PERやPBRからはかなり割安と言えそうですが、今期予想配当は5円で想定価格での利回りは2.39%と物足りなさを感じます。
配当政策は中期的に連結配当性向40%を目指すとしていますが、これは今期予想配当性向18.3%の倍以上の数値になります。中期的というと、私の感覚からすると3年~5年なのですが、達成可能なのかは疑問に思ってしまいます。
第一印象としては、1株 209円とワンコイン以下で安く、上場規模も親引けを控除すると10億円を下回りますのでなんとかなる(利益になる)かなと感じています。
忘れてはいけないのが、主幹事のみずほ証券は配分数が取得代金の見込額20万円以上となるように設定されるという点(ご参考:オリオンビール)で、今回の場合は1,000株の配分となりますので、当選は容易ではないでしょう。
平幹事ではほぼ100株配分になるでしょうから、証券会社によっては手数料負けという可能性もあります。
現時点では、みずほ証券とSBIから参加する、B寄りのスタンスになるかと思います。