ここでは私と家族の証券会社別のIPO当選実績と当選確率について紹介させていただきます。
実績サマリー
直近3年間で1,948回申し込み、93回当選した実績をもとに、証券会社別の結果を整理しました。
証券会社別の当選回数と参加回数、当選確率は以下の通りとなっています。
証券会社 | 当選回数 | 参加回数 | 当選確率 |
---|---|---|---|
SMBC日興証券 | 14 | 137 | 10.22% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 11 | 38 | 28.95% |
三菱UFJ eスマート証券 | 10 | 33 | 30.30% |
大和証券 | 10 | 111 | 9.01% |
大和コネクト証券 | 10 | 105 | 9.52% |
みずほ証券 | 9 | 192 | 4.69% |
SBI証券 | 7 | 371 | 1.89% |
マネックス証券 | 4 | 138 | 2.90% |
楽天証券 | 4 | 101 | 3.96% |
岡三証券 | 4 | 53 | 7.55% |
野村證券 | 3 | 180 | 1.67% |
東海東京証券 | 3 | 21 | 14.29% |
SBIネオトレード証券 | 1 | 60 | 1.67% |
岩井コスモ証券 | 1 | 28 | 3.57% |
丸三証券 | 1 | 9 | 11.11% |
松井証券 | 0 | 230 | 0.00% |
岡三オンライン | 0 | 112 | 0.00% |
DMM.com証券 | 0 | 11 | 0.00% |
むさし証券 | 0 | 7 | 0.00% |
アイザワ証券 | 0 | 5 | 0.00% |
LINE証券 | 0 | 4 | 0.00% |
地元の証券会社A | 1 | 1 | 100.00% |
地元の証券会社B | 0 | 1 | 0.00% |
合計 | 93 | 1,948 | 4.77% |
※現在、LINE証券は証券事業から撤退しています。
2022年半ば~2025年8月末までの累計で、当選確率は 4.77%(93/1,948)となっています。
ただし、この内SBI証券で2回チャレンジポイントでの当選があり、更に丸三証券の当選は裁量配分になりますので、これらを除外すると4.63%(90/1,945)になります。
資金が必要な証券会社
抽選時に資金が必要な証券会社ですが、SBI証券を除き、割当数が多い主幹事と主幹事の委託幹事を優先して参加する傾向があります。
そのため、主幹事を務めるSMBC日興証券及び三菱UFJモルガン・スタンレー証券と大和証券並びにその委託幹事である三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券)と大和コネクト証券は他の方と比較して相対的に当選確率が高くなっている可能性があります。
SMBC日興証券
申込回数137回で当選回数は14回、当選確率は10.22%です。
初めてIPOに当選した証券会社なので思い出深いですね。
抽選の申込時に番号が表示されるのですが、採番が連番のため申込締切ギリギリに申し込むことで番号から申し込み人数が推定できます。人気の銘柄では5万・6万となることがあり、IPO優遇特典であるステージ制を設けているだけあってライバルは非常に多いです。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券・三菱UFJ eスマート証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は申込回数38回で当選回数は11回、当選確率は28.95%です。
三菱UFJ eスマート証券は申込回数33回で当選回数は10回、当選確率は30.30%です。
この2社は他のブロガーで低評価が目立ったキオクシアやJX金属等で積極的に申し込んだため当選確率が高くなっています。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券も申込時に番号が連番で発番されます。申込締切ギリギリの申し込みで、人気の銘柄では2~3万程度、キオクシアやJX金属といった評価が分かれる銘柄では1万前後となることがあり、ライバルはやや少ない印象です。
三菱UFJ eスマート証券はもはや穴場感はまったくありませんが、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が主幹事の場合は同程度の割当が期待できますのでその銘柄で当選を狙う場合参加は必須です。
また、BB申込時に資金を参照するため入金が必要ですが申込後は出金が可能です。購入申込には再度入金する必要がありますが、一時的に出金して他の証券会社に資金を振り分けることができるのは嬉しいポイントです。
大和証券・大和コネクト証券
大和証券は申込回数111回で当選回数は10回、当選確率は9.01%です。
大和コネクト証券は申込回数105回で当選回数は10回、当選確率は9.52%です。
こちらも先の2社と同様に当選確率が高くなっています。
申込番号は発番されませんので参加人数は分からないため感覚的な話になってしまいますが、ライバルはSMBC日興証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券の中間くらいの印象です。
大和コネクト証券は三菱UFJ eスマート証券と同じく穴場感はもうありませんが、大和証券が主幹事の銘柄で当選を狙う場合の参加は必須です。
SBI証券
申込回数371回で当選回数は7回、当選確率は1.89%です。
この内、チャレンジポイントでの当選は2回で東京メトロとキオクシアで1回ずつ使用しました。
IPOでは言わずと知れたSBI証券ですが、今からポイントを貯めて当選を目指す場合、ポイントインフレが起きており、初値騰落率も年々下がっている傾向にありますので、私のように当選ボーダーが低い銘柄でポイントを使って現金化すると良いのではないでしょうか。
マネックス証券・楽天証券・東海東京証券・岩井コスモ証券・アイザワ証券
マネックス証券は申込回数138回で当選回数は4回、当選確率は2.9%です。
楽天証券は申込回数101回で当選回数は4回、当選確率は3.96%です。
東海東京証券は申込回数21回で当選回数は3回、当選確率は14.29%です。
岩井コスモ証券は申込回数28回で当選回数は1回、当選確率は3.57%です。
アイザワ証券は申込回数5回で当選はまだありません。
東海東京証券は主幹事を務める場合に申し込む事が多いため確率は高めになっています。
他の4社は3%前後で、IPOの当選確率というと概ねこれくらいのイメージではないでしょうか。
GMOクリック証券
申し込みこそまだありませんが、過去のGMOグループのIPOでは主幹事に匹敵する配分数がありましたので、余裕のある時に口座開設をしておくと良いでしょう。
資金が不要な証券会社
続いて抽選時の資金が不要な証券会社ですが、当選辞退のペナルティが無い証券会社では、とりあえず申し込んでおくという方も多いと考えられ、資金が必要な証券会社と比べると当選確率は低くなっています。
なお、当然ながら購入申込には資金が必要になりますのでご注意下さい。
みずほ証券・野村證券
みずほ証券は申込回数192回で当選回数は9回、当選確率は4.69%です。
野村證券は申込回数180回で当選回数は3回、当選確率は1.67%です。
これらの2社は主幹事を務める事が多く、資金も不要で更に辞退のペナルティもないためライバルは非常に多いことが考えられます。みずほ証券より野村證券の当選難易度が高い印象です。まだ期間が短く偶然かもしれませんが、野村證券は東京メトロやキオクシアといった超大型銘柄でしか当選経験がありません。
また、野村證券はBB締切が他の証券会社の前日23:59である点も要注意ですね。うっかり申し込みを忘れたことが何度もあります。
SBIネオトレード証券
申込回数60回で当選回数は1回、当選確率は1.67%です。
当選は都市伝説だろうと思っていたのですが、リスキル(291A)での当選実績があります。
SBI証券が主幹事の銘柄で委託幹事となることが多いです。
ペナルティはありませんのでSBIが主幹事を務める場合は忘れずにセットで申し込むようにしましょう。
岡三証券・岡三オンライン
岡三証券は申込回数53回で当選回数は4回、当選確率は7.55%です。
岡三オンラインは申込回数112回で当選はまだありません。
岡三証券は当選を辞退するとネットからのIPO申込ができなくなるペナルティが無期限で課されます。当選した場合の購入申込も期間が短い(募集期間の第1日目のみ)ため、くれぐれも注意して下さい。
実は岡三証券と岡三オンラインの両方で口座を開設することができます。岡三オンラインが穴場として紹介されることが多く、意外と知らない方もいらっしゃるかもしれません。私もその1人でした。
ただし、特定口座はどちらか1社でしか開設できず、もう片方は一般口座となります。
IPOでしか使わないという方は主幹事を務める事があり割当数が多い岡三証券で、立会外分売や通常の取引も行う予定がある方は岡三オンラインで特定口座を開設すると良いと思います。
松井証券・丸三証券・DMM.com証券
松井証券は申込回数230回で当選はまだありません。
丸三証券は申込回数10回で当選回数は1回ですが、この1回は裁量配分によるもので抽選での当選はまだありません。
DMM.com証券は申込回数11回で当選はまだありません。
この3社はいずれも抽選での当選経験がありません。
松井証券は幹事となることが多いですが、ライバルも非常に多いことが考えられ、これまで補欠に留まっています。
また、松井証券は当選を辞退するとその後6ヶ月間抽選対象から除外されるペナルティが課されます。
おすすめの証券会社
IPO投資におすすめの証券会社ですが、すべておすすめです。当選を目指す場合、参加可能なすべての証券会社から参加することが当選への近道になるからです。
とはいえ、口座が少ない方がいきなりすべての口座を開設するのはハードルが高く、私も常に全証券会社から参加するわけではありませんので、実績から優先度を考えました。
主幹事を務める事が多いSMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、大和証券、SBI証券、みずほ証券、野村證券と主幹事の委託幹事となる三菱UFJ eスマート証券、大和コネクト証券はマストです。
次に前述の証券会社より主幹事として登場する頻度は少ないものの、当選実績がある岡三証券と東海東京証券も外せません。
この他の証券会社は当選実績こそ少ないものの、申し込まなければ確率は0%ですから、余裕のあるときに開設することを強くおすすめします。
この記事は実績を踏まえて定期的に更新してまいります。
証券会社別の記事も作成予定ですので、今後にご期待ください。