仮条件の概要
・仮条件:2,900円~3,000円(想定価格(平均)比 +0.35%~+3.81% 想定価格のレンジは2,670円~3,110円)
・上限突破:無
・親引け:有(上限 2,758,600株)
・海外売り:有(上限 18,220,900株)


これにより、仮条件上限での上場規模は1,366.58億円になりました。
想定価格レンジの2,670円~3,110円平均である2,890円と比較すると、仮条件の下限がわずかに窓を開けて上振れています。一方で、レンジ上限が3,110円ということを考慮すると、中立的な仮条件と言えそうです。
なお、親引け・海外販売を考慮した場合は737.19億円(24,573,100株)と半分近くにまで圧縮されます。
また、売出株式数は80%~120%の範囲で変更される可能性があります。
参加スタンス
半導体関連銘柄の活況もあり、仮条件は想定価格のレンジ上限、あるいは上振れもあると思っていましたが、予想に反してやや安いという印象です。
仮条件を受けても評価に変わりはなく、引き続きA(参加可能な全証券会社で申し込み)と致します。
なお、9/30終値での他社のPERは
HOYA(東P・7741):35.21(26/3期末業績予想未開示のため、25/3EPSで計算)
大日本印刷(東P・7912):12.32
エスケーエレクトロニクス(東S・6677):11.00
日本フイルコン(東S・5942):20.28
となっており、仮条件上限(3,000円)での予想PER15.18は変わらず4社のちょうど中央に位置しています。
プライム市場業種別加重PERですが、

こちらも変わらず、総合・電気機器・精密機器・その他製品のいずれのPERよりも低く、割安な水準と言えそうです。
※テクセンドフォトマスクはその他の製品ですが、参考までにHOYAの業種である精密機器や他の種別も表示しています。(東証の9月末業種別PERデータが間に合いましたら、改めて比較したいと思います。)
(2025/10/4 追記)
9月末の業種別PERデータが公開されました。

8月末と比較して、総合・電気機器・精密機器のPERが上昇(電気は+1.4)し、その他製品のPERが低下しています。日経平均やTOPIXも上昇していますので当然ですが、より割安な水準になったと言えますね。
また、割当数の関係から、私は岩井コスモ証券での参加は見送り、家族のみ参加の予定です。
証券会社 | 参加/不参加 |
---|---|
SMBC日興証券(主幹事) | 参加 |
野村證券(主幹事) | 参加 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事) | 参加 |
モルガン・スタンレーMUFG証券(主幹事) | 口座なし |
BofA 証券(主幹事) | 口座なし |
みずほ証券 | 参加 |
大和証券 | 参加 |
SBI証券 | 参加 |
マネックス証券 | 参加 |
松井証券 | 参加 |
岡三証券 | 参加 |
岩井コスモ証券 | 参加(家族のみ) |
三菱UFJ eスマート証券(委託幹事) | 参加 |
大和コネクト証券(委託幹事) | 参加 |
岡三オンライン(委託幹事) | 参加 |
まとめ
半導体関連は上昇が続いていましたので、流石に先週末から下げる動きとなっています。トランプ政権による半導体の輸入抑制に関する報道もあり、今後の値動きには注目ですね。とにかくあまり相場が荒れないことを祈るばかりです。
なお、当選した場合は初値売りはせずに、値動きを見ながらある程度の期間保有しようと考えています。
周りを見ていると、過去の半導体関連IPOであるKOKUSAI ELECTRICやキオクシアのような警戒感が少なく、思ったよりも当選しづらいのではないかと感じています。
とはいえ、相対的に当選しやすい部類に入ると思いますので、当選はもちろん、複数当選にも期待したいですね。
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