【新規上場承認】オリオンビール株式会社(409A)(東証プライム 9/25上場予定)

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銘柄概要

既に報道されておりましたが、満を持しての登場です。

事業内容:酒類清涼飲料の製造・販売及びホテル等の運営

銘柄名オリオンビール株式会社
証券コード409A
市場東証プライム
業種食料品
公募0株
売出21,672,400株
O.A.3,250,800株
公募・売出(O.A.含む)合計24,923,200株
オファリングレシオ61.07%
想定価格770円
上場規模191.91億円
ロックアップ180日
解除条件
親引け有(19.07億円相当≒2,475,974株)
海外売り有(簡易、株数未定)

スケジュール

  • 仮条件決定日:2025/9/8
  • BB開始:2025/9/9
  • BB終了:2025/9/12
  • 公開価格決定:2025/9/16
  • 上場日:2025/9/25

幹事証券会社

  • 野村證券(主幹事)
  • みずほ証券(主幹事)
  • SMBC日興証券(主幹事)
  • 楽天証券
  • SBI証券
  • 松井証券

経営成績及び財政状態、1株あたり情報(PER、PBR)

業績等の推移・業績予想

1株あたり情報(PER、PBR)

決算期(連結)PERPBREPSBPS
2026/3(予想)9.5081.01
2025/35.751.66133.90464.61
2024/39.031.6885.25458.32

配当政策・株主優待

決算期1株当たり配当金利回り(想定価格比)
2026/3(予想)40.005.19%
2025/390.0011.69%
2024/343.005.58%

業績予想に記載の通り、26/03期の配当予想は40円(中間・期末20円ずつ)となっており、想定価格での利回りは5.19%となります。

株主優待の導入も既に決定しています。東京メトロでも新規承認時に導入が決定していましたが、200株(24万円)が条件でした。こちらは1,000株(想定価格で77万円)とメトロと比較してやや大きめの投資が必要になります。
なお、最近のトレンドではありますが、2027/03以降は継続保有の条件が追加されます。

スタンス

現時点では未定です。
追って加筆・修正します。

(2025/8/24更新)
公募なし、全数売出のカーライルと野村による換金案件で普段はネガティブ要素ですが、後述の通りしっかりディスカウントされており、今回は気にしていません。

また、GMOコマース(410A)との同日上場ですが、注目度はこちらのほうが高く、影響は僅かと考えられます。

続いてPERですが、2026/03期予想でのPER9.50に対して、プライム市場の食料品加重PERは24.7となっています。

食料品は品目が多岐にわたりますので、ビール製造業と比較します。(株価は2025/8/22 終値)
2501 サッポロHD:PER 52.49(終値 7,409円 予想EPS 141.16)
2502 アサヒグループHD:PER 16.99 (終値 1,916.0円 予想EPS 112.74)
2503 キリンHD:PER 12.00(終値 2,221.5円 予想EPS 185.20)

PERが最も低いキリンHDでも12.00であり、十分割安と言えるのではないでしょうか
仮条件の上限は引き上げられると思われますが、+10%の850円(PERは10.49)までに収まると嬉しいですね。
(ちなみに、東京メトロでは想定価格1,100円から、仮条件は1,100円~1,200円と上限は+9.1%でした)

更に、高い配当性向や株主優待の設定も大きなプラス要素です。

人気の高さや割安感から、評価(参加スタンス)はA(参加可能な全証券会社で申し込む)といたします。

初値はキリがよく割高感もない1,000円は目指せると考えていますので、複数当選を目指したいところではありますが、親引けと海外売りから当選難易度は高くなるかもしれません

なお、主幹事である野村・みずほは200株配分となる可能性があり(配分数が取得代金の見込額が10万円以上となるように設定されるため)、その場合の当選難易度は更に上がります。

ぜひ幹事証券会社は広く割り当てていただき、多くの方が利益を得られる案件になると良いですね。

仮条件が発表されましたら、改めて記事を作成いたします。

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