【新規上場承認(IPO)】NE株式会社(441A)(東証グロース 11/4上場予定)

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銘柄概要

事業内容:SaaS 型EC 支援プラットフォーム「ネクストエンジン」の運営、EC コンサルティング事業、ふるさと納税支援等地方創生事業

銘柄名NE株式会社
証券コード441A
市場東証グロース
業種情報・通信業
公募500,000株
売出0株
O.A.75,000株
公募・売出(O.A.含む)合計575,000株
オファリングレシオ3.48%
想定価格730円
上場規模4.2億円
ロックアップ180日
解除条件
親引け
海外売り

なお、Hamee株式会社(3134 東S)が同社株主にNE株式会社の株式を分配するスピンオフ上場になります。

スケジュール

  • 仮条件決定: 2025/10/15
  • BB開始: 2025/10/17
  • BB終了: 2025/10/23
  • 公開価格決定: 2025/10/24
  • 購入開始: 2025/10/27
  • 購入終了: 2025/10/30
  • 上場日: 2025/11/4

幹事証券会社

証券会社備考
みずほ証券(主幹事)
SBI証券
楽天証券

経営成績及び財政状態、1株あたり情報(PER、PBR)

業績等の推移・業績予想

1株あたり情報(PER、PBR)

決算期(個別)PERPBREPSBPS
2026/4(予想)12.1859.95
2025/412.433.3258.75219.84
2024/411.314.0564.55180.46

配当金・配当政策・株主優待

決算期1株当たり配当金(円)利回り(想定価格比)
2026/4(予想)0.00%
2025/470.009.59%
2024/477.5010.62%

評価・スタンス

ネクストエンジン事業(複数ネットショップの業務を一元管理・自動化するクラウド型システム)やEC事業者に対するコンサルティング事業、ロカルコ事業(ふるさと納税支援サービス及び伝統工芸品のEC販売事業)を営んでいます。

目論見書について

・ネクストエンジン事業
複数ネットショップの業務を一元管理・自動化するクラウド型システム

・コンサルティング事業
ECコンサルティング、EC運営代行サービス等

・ロカルコ事業
ふるさと納税支援サービス及び伝統工芸品のEC販売事業

・経営環境について

・中長期的な経営戦略

業績について

続いて業績です。

今期及び過去2期の売上高・経常利益・当期純利益(以下「最終利益」)の対前期増減率を示すと以下の通りとなります。

項目/決算期2026/04(予想)2025/042024/04
売上高+7.03%+4.17%+48.52%
経常利益-3.67%-3.97%+49.39%
最終利益-3.51%-9.00%+92.01%

業績等の推移からも分かる通り、今期は予想の通りとなれば、2期連続での増収減益となります。

PER比較

市場別業種別PERは以下の通りで、

グロース市場はあまりも高すぎますので、プライムやスタンダードと比較しますが、その双方よりも低く、割安感のある仮条件と言えそうです。

評価(スタンス)

これが通常のIPOであれば、上場規模は4.2億円と軽量で想定価格も730円と買いやすく割安感があり、これだけで参加の判断でいいレベルです。

しかし、親会社であるHameeが所有する株式をHameeの株主に対して分配するスピンオフ上場であるため、公募・O.A.の他にも株式が広く分配され、売り圧力となる可能性があります。

Hameeの25/4期 有価証券報告書の【大株主の状況】に記載のある、AOI株式会社、Hameeの代表取締役会長である樋口 敦士氏、北村 和順氏には180日間のロックアップが掛かっており、この3氏がHameeの過半数の株式を所有しています。残りのロックアップ対象者の所有株式割合は1.22%未満になります(大株主の状況に記載されていないため)ので、発行済株式数の半分程度は売り圧力となる可能性があると考えられるのではないでしょうか。

なお、NEの発行済株式数は16,001,001株ですので、その半分は8,000,000株ほどになります。

今回はスピンオフ上場という特殊な銘柄なため、まずは仮条件と他社の初値予想を踏まえて検討したいと思います。

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