仮条件の概要
・売出株数の変更:変更前 21,672,400株 → 変更後 27,563,200株(+5,890,800株)
・O.A.の変更:変更前 3,250,800株 → 変更後 4,134,400株(+883,600株)
・公募・O.A.合計:変更前 24,923,200株 → 変更後 31,697,600株(+6,774,400株)

・仮条件:800円~850円(想定価格比 +3.90%~+10.39%、かなり強気)
・上限突破:無
・親引け:有(上限 2,383,100株)
・海外売り:有(簡易、株数未定)
・関心の表明:有(国内分 2,942,000株、海外分 7,258,465株)
(海外分の株数は、41.6百万米ドルに訂正有価証券届出書記載のレート(1米ドル=148.31円)を乗じて、仮条件の上限である850円で除して求めています。)





これにより、仮条件上限での上場規模は269.43億円になりました。
仮条件の下限が想定価格を窓を開けて上振れるかなり強気の仮条件です。
仮条件上限での上場規模は変更前(想定価格)での191.91億円から269.43億円と1.4倍になりました。
売出及びO.A.ともに増加し、合計で6,774,400株も増加していますが、関心の表明は国内・海外販売分合わせて10,200,465株となり、増加株数を大きく上回ります。
なお、親引け・関心の表明を考慮した場合は162.47億円(19,114,035株)にまで圧縮されます。
ただし、関心の表明に拘束力はなく、継続保有の確約もない点には注意が必要です。
株数の増加と関心の表明は、機関投資家からの旺盛な需要があったものとポジティブに受け止めたいですが、株数が絞られてしまうのでなんとも言えない気持ちになりますね。
参加スタンス
仮条件の引き上げも新規承認時の想定範囲に収まっており、PERは10.49となりましたがビール製造業との比較ではまだ割安感を感じられる水準と考えています。
高い配当利回りや株主優待も決定しており、人気も高く安心して参加できますね。
評価は変わらずA(参加可能な全証券会社で申し込む)と致します。
単価も低いため、割当が少なく余力も必要な証券会社も含めてすべて参加の予定です。
一方で、見かけ上は株数が多くありますが、親引けと関心の表明、海外売りの影響で株数は絞られ、注目度も高く当選は難しそうです。
野村證券(主幹事) | 参加 |
みずほ証券(主幹事) | 参加 |
SMBC日興証券(主幹事) | 参加 |
楽天証券 | 参加 |
SBI証券 | 参加 |
松井証券 | 参加 |
松井証券 | 参加 |
まとめ
親引けと海外販売、更に関心の表明があり株数は絞られている上に、主幹事の野村・みずほが2枚・3枚配分となっており、当選難易度は高めです。
人気が出ると想定される単価の低い銘柄では10万円や20万円に縛られた複数配分ではなく、少しでも多くの人に配分してほしいものです。
新規承認時の記事はこちら👇
