仮条件の概要
・仮条件:1,440円~1,480円(想定価格(平均:1,585円)比 -9.15%~-6.62% 想定価格のレンジは1,440円~1,730円)
・上限突破:無
・親引け:無
・海外売り:有(6,649,900株予定)
これにより、仮条件上限での市場からの吸収金額は421.6億円になりました。
想定価格レンジの1,440円~1,730円の平均である1,585円と比較すると、仮条件の上限が窓を開けて下振れています。仮条件の下限が想定価格レンジ下限の1,440円、上限の1,480円でもレンジ中央から-6.62%であり、レンジ範囲内ではあるものの、弱気な仮条件と言えそうです。
なお、海外売りを考慮した場合は295.25億円(19,949,400株)となります。
また、仮条件上限での今期予想PERは13.51です。
参加スタンス
PER比較は新規承認時から傾向は変わりませんが、12/1終値での他社のPERは
ニッポンインシュア(東S・5843): 17.19
イントラスト(東S・7191): 15.55
あんしん保証(東S・7183): 14.7
全保連(東S・5845): 13.01
ジェイリース(東P・7187): 11.61
となっており、保証件数が業界最多規模の全保連が13.01であること、17倍台や15倍台の同業他社もあることを踏まえると、25/12期予想PERは13.51で割安感は感じられませんが、妥当な水準であると言えそうです。
市場業種別加重PERは以下のとおりです。

こちらの比較では引き続きプライムのその他金融業加重PERと同等の値で割安感はありません。
弱気な仮条件から、機関投資家からの評価は芳しくなかったことが考えられます。
上場日は単独上場ではあるものの、翌日にSBI新生銀行の上場が控えており、更にBB期間のみならず幹事団までもが重なっているため需給はかなり厳しくなることが考えられます。
評価を1段階下げてスルー銘柄扱いのD(SBI証券のみチャレンジポイント目的で申し込み)と致します。
| 証券会社 | 参加/不参加 |
|---|---|
| SMBC日興証券(主幹事) | 不参加 |
| 大和証券(主幹事) | 不参加 |
| JPモルガン証券(主幹事) | 不参加 |
| 野村證券 | 不参加 |
| SBI証券 | 参加(ポイント目的、当選・補欠は辞退予定) |
| 岩井コスモ証券 | 不参加 |
| 大和コネクト証券(委託幹事) | 不参加 |
まとめ
当選欲に飢えている方は全力参加すれば1つくらいは引っかかりそうな気がしますが、それはSBI新生銀行でも同様と考えられます。当選しても利益にならなければ意味がありませんので、こちらに参加するよりあちらに参加した方がマシという感覚です。
主幹事の一角であるSMBC日興証券は当選後の辞退ペナルティがありますので、とりあえず参加しておいて仮条件の上限で決まらなければ辞退するという作戦が使えませんのでご注意ください。
新規承認時の記事はこちら👇
